アインとお別れした日〜人に愛された自慢の愛犬でした〜

アインとお別れした日〜人に愛された自慢の愛犬でした〜

皆さまにお知らせ致します。
古民家ゲストハウス梢乃雪/屋号栗元の看板犬であり、愛犬であるアインは
2015年7月5日(日)午後4時頃、事故により亡くなりました。
本日、この記事を通して皆さまにお伝えいたします。

アイン96

梢乃雪に来られる人々を出迎えた犬、ウェルシュコーギーペンブロークのアイン。
梢に訪れる ‘全ての人’ を待ち構えては出迎えて、飛びついては人々に愛想を惜しげもなく降り舞いていた我が家の愛犬であります。

胴が長く脚が短く、それでいて運動能力の高いコーギーは牧畜犬として役目の担う犬。
本当は気性が荒く吠えることが仕事の犬なのです。
なのに。。

アイン33

いかがでしょうこの気の抜けた表情。
看板犬として人なつっこさと社交性の能力がとてつもなく高かった愛犬は、
番犬としては全く役立たない犬でありました。笑

人のことが大好きで
‘可愛こぶることが自身の役目だ!!’
ということを認識していたかのように、それはそれは看板犬として人々を迎えては、愛され、愛に溢れる犬でありました。
アインのことを可愛がってくれた全ての皆さまに、心より感謝いたします。

アイン37

アインのこれまで

アインは2009年3月20日に我が愛犬となりました。
私と元嫁さん(私はバツイチです。笑)が小谷に移住するときに、
私の母が元嫁さんに「小谷での生活が寂しくない様に」と、プレゼントしたのがこのアインでした。

私が好きなアニメに登場する犬のキャラクター【アイン】が私はとても好きで、
犬をプレゼントしてもらうこととなった元嫁さんに私が「犬を飼うならアインがいい!!」と駄々をこねたことがきっかけで、
私たちは理想の【アイン】を探すこととなったのです。
コーギーのことを全く知らなかった私たちは、ペットショップ数軒を周り小さな可愛いコーギーの中から理想のアインを探したのですが。。

コーギーって気性が荒いのね!!

ゲージから出されるやいなや走り回り吠えるコーギーたち。
ペットと、いうよりも獣。。可愛いんだけどさ。笑
そんなこんなで数匹の可愛いコーギーちゃんとご対面するも結果は同じ。
コーギーは難しいのかな〜。なんて彼女と話していた矢先。

たまたま移住用の買出しで立ち寄った滋賀県の大きなホームセンターの一角にペットショップが。
期待せずに除いたガラスの向こうには!!

。。コーギーはおらず。
一応近くにいた店員さんに「コーギーいたりしませんか??」と声をかけたのでした。

すると。
「ここには出てないコーギーちゃんがおりますので、少々お待ちください。」とのこと。
「耳を怪我していて表にずっと出せずにいたんですよ。もう生後4ヶ月になるので他のわんちゃんよりは大きなってしまっているのですが。」
と、ゲージを運んでくる店員さん。
ゲージを開けると、小さなコーギーが申し訳なさそうにこちらを上目ずかいで覗くのです。

「か、可愛い!!」
目を彼女と合わせ、手を広げると。
頭を下げて申し訳なさそうに近づいて来て、私たちの手に触れる様に伏せたのでした。
私たちのことを察したのか、この天才的に空気読んだ静かなコーギーは、
生後4ヶ月の時点で人に愛される能力を備えた天才だったのです。

私たちが小谷村にアインと共に移住したときの映像

th_アイン_幼少1

生後4ヶ月のアインはそれはそれは「可愛い」を具現化した様な存在でありました。
短い脚で家の中を飛び回るその姿は愛嬌の塊でありました。
最近めっきり老けた!!と、いうのがこの画像で明確になりますね。笑

th_アイン_幼少2窓から顔th_アイン_幼少3th_アイン_幼少6車

移住当時の梢乃雪はそれはもう「ここに住むの?!!」といった惨状で、毎日マスクと帽子、サングラスをして片付けと掃除に明け暮れました。
居間の隣の現在はぐっさんの部屋となっている小部屋に子供用のスポンジマットを敷いて、囲いを作って取り敢えずしばらくはそこがアインの家にしました。
当時はいま以上に鳴いたりしない大人しい犬であったのと、リュックに入るくらいの大きさだったので出かけるときにはだいたい連れて回りました。
持ち運びは大変容易だったのです。笑
リュックに隠して春の栂池のゴンドラに乗せて雪の上で遊ばせたりもしたなぁ。

th_アイン_サクラとまゆこ
アインは初めての出逢いからずっと ‘空気を読む天才’ でありました。
私と彼女が喧嘩をすると、2人の表情を伺っては2人の間を何度も往復しては愛想を振りまいておりました。
「まーまー喧嘩しないでよ!」と言わんばかりに。
あれは天然であっても計算であってもどちらにしても奇跡的でありました。

アイン38
小谷に来てから常に出入りする人々に愛想を振りまいては可愛がられておりました。
それは宿を始めてからも変わりませんでした。
考えてみると、犬好きには飛び跳ねて近づき、犬嫌いには慎重に近づいていた?!ような気がします。
「犬は苦手だけどアインなら大丈夫」なんて言っていた方も何人かおりました。
子供に対しても近づき方がある程度慎重だった気も。
何人かは泣かしてしまっていたけど。。笑

アインは
「空気を読み、且つ可愛がられる天才犬」だった!!
そんな気がします。笑

アイン3
小さいときはよく首輪の紐を外しては川向こうに出かけては、村の方から電話をいただきました。
「おめえん家の犬っころが散歩してるぞー。」と。
好奇心旺盛で隙あらばお出掛けするアイン。
村の方に一度預かってもらったときにたくさん食べ物を与えられたことに味を占めたらしく、お出掛けしてはそのお宅に出向いておやつをねだるのでした。

一度、犬嫌いの婆ちゃん家に入り込んで愛想を振りまいていたこともありました。
あの時は私も平謝りを惜しみませんでした。。
昼間に村の方からの電話があるとアインがまた逃げた?!と焦り、電話出たくないなー。。と思っておりました。
嗚呼、また謝りにいくのかー。。と。
(当時、家主である父親はキャンプ場で働いており昼間は留守にしていたのです。)

アイン_緑まみれ
移住から1年ちょっとは家の中で飼い、当時は月一度はトリムに長野市まで連れて行きました。
トリマーでブリーダーの親子がアインのことを「こんなに社交的で大人しくて愛想のいいコーギーはいない」と話しており、
小谷からわざわざ出向くこともあり大変可愛がっていただきました。
そのお店では持ち前の好奇心で常に他の犬に近づいては威嚇され、それでも全くひるまず近づいていっておりました。
図太くマイペースな精神力はいったいどこで学んだのでしょう??

小さい頃はしつけの為に散々叱り倒しました。
それこそ、知人が心配するくらいに殴ったり蹴り倒したり。と。
そのときに、「待て」「座れ」「ハウス」の3つを教えました
なので、どんなに興奮してもそれだけは必ず言うことをきいておりました。
それ以外の芸はおもちゃ扱いみたいで嫌だったので教えませんでした。
ほったらかしの割に私に服従していたのは幼少時代の恐怖心によるものだったのかと思います。笑

アイン57
アインは小さい頃から暑さが苦手で、一緒に寝たりしても少ししたら布団から出て部屋の端で寝ておりました。
薪ストーブがつく土間からはすぐに離れたがっておりました。
外に出すといくらでも走り周り、雪の上でも平然といびきをかいていたアイン。
血統証付きの犬だけどその高貴な血族は肩書きだけで、泥にまみれるのが好きな犬でありました。

移住から1年と少し、アインのママである元嫁さんが家を出ることになりました。
(ここら辺のお話に興味がある方はお酒の席でお答えいたします。笑)
その後、家の中で飼っていたアインを外で飼うことにしたのです。

アイン_まだかな〜

2011年の春より我が家はゲストハウスとなりました。
より一層人の出入りが頻繁となりました。

土間を寝床にしていたアインは常に外の気配に耳を動かし。
来る人々を出迎え続けました。
移住からいままで、私の帰りを必ず出迎えたアイン。

ぐっさんや父親と顔を合わさない日があっても、アインと顔を合わせない日はありませんでした。
それは我が家に訪れるゲストの皆さんも、村の方もきっと同じで。
アインと会わない梢乃雪を知っている方はほとんどいないのだと思います。

跳ねる様に出て来ては、何も言わずに近づいて来て鼻を私の足に押当てるのです。
頭を撫でるとすり寄って来ては自身の長い胴体を押当ててくるのです。
私の表情を読んでは少しずつ距離を近づけて

「今日は遊んでくれるの??」

と、上目づかいで語りかけてくるのです。

そんなことを全ての人々にしていたであろうアインは、何故にそんなに人に対して愛情を持つことができたのでしょう。

アイン34

愛嬌と愛想と愛情を惜しみなくご披露しする彼。
そんな彼に人々が声をかけます。

「アイン!」

「来たよ」

「久しぶり」

「可愛い」

「わーわんこ」

「よしよしよしよし」

飼い主としては、我が愛犬が可愛がられることはとても喜ばしいことでありました。

th_アイン_青空と女子アイン26アイン10

アイン73

アインが亡くなった哀しみと、居るはずの者が居ないという違和感。
これは、私も、父親も、LODECメンバーも、ゲストの皆さんも、なかなか慣れないことだと思います。
常に居るとうっとうしく思えたし、雨の日は近づいてほしくなかったし、荷物を運んでるときは邪魔で仕方なかった。
気づいたらマーキングして、ゴミを荒らして、いたるところに糞をして。

それでも可愛くて仕方なかったな。

アインよ。
君の居ない我が家はなかなか寂しいぞ。

アイン22

アインが亡くなった日曜日の夕方。
突然のことでした。

息絶えてもアインは可愛い寝顔をしておりました。
可愛こぶるのがアインの仕事だ!
ずっと私はそんなことを言っておりましてが、その仕事を最期まで果たしてくれておりました。

LODECメンバーと父親で家の隣の庭にアインを埋葬しました。
旅に出ているぐっさんは夜に新潟から駆けつけてくれました。
ママである元嫁さんは今日花を手向けてくれました。

哀しんだけどね。
写真を見返すとアインの周りにはいつも人がいるんだよね。

こんなにも愛されてたんだなぁ。
とつくづく思います。

いやぁ、我ながら最高の愛犬だったと自慢できる奴でした!!

th_アイン_棚田集合写真

皆が集まるまで、あんなに長い時間アインといたのは久しぶりでした。
父親とぐっさんとゲストさんに感謝だな。
私はほとんど面倒を見なかったから。
最期まで愛された犬でした。

生まれてから6年と7ヶ月。
人々にこんなにも愛されて死んでいったんだから、飼い主としては喜ばしいことです。

アインを可愛がってくれていた全ての皆さまへ。
本当にありがとうございました。
重ねて、心より感謝申し上げます。

また梢に遊びに来る際は、線香の一本でもあげてやってください。
きっと無い尻尾を振って喜ぶと思います。

命はいずれ尽きるもの。
形ある物はいずれ朽ちるもの。

だから。
その一瞬一瞬を。
しっかりと見つめ合っていたいんだ。
本気で向き合っていたいんだ。

私も。
あなたも。
いずれ尽きる命だから。

だから。
なので。

私たちは精一杯生きましょう。
また小谷で再会したら、アインの写真でも見ながら我が愛犬を「可愛い」と言ってやってください。
そしたら、私はとても嬉しいです!!!

2015.7.6
古民家ゲストハウス宿主/アインの飼い主代表
たつみかずき

アインの写真

スライドショーには JavaScript が必要です。

たつみかずき

たつみかずき

LODEC Japan CEO / 長野県小谷村-OTARI-人口3000人のど田舎に関西より2009年に移住。
小谷村元山村留学生。小谷村役場職員として就村するも「一村民としてできること」を模索し退職。
2011年小谷村の自宅にて築150年の古民家を宿とした「古民家ゲストハウス梢乃雪」、大町市中綱集落にて2014年より2号館「ゲストハウスカナメ」を開業。
「これからは田舎が熱い!!」日本全国の田舎好きと田舎を繋ぐ人となるべく。毎日遊ぶ様に働く日々を過ごしている。

関連記事

  1. 2拠点居住 <移住の一手段(2)>シェアハウスを2拠点居住の拠点にしてみる【…
  2. LODECチケット 贈り物としてもご利用可能!LODEC Japan共通チケット1万…
  3. 移住女子の失敗集 【おしゃれなスノーブーツ】防水加工の服は雪国生活の必需品!【ファ…
  4. NCM_0039_R 【幻想的な朝ラン】 ゲストハウスカナメのある中綱湖で朝ランしてき…
  5. スイミーの演奏会_チラシ ファンタジック!バイオリンボーカルロックバンドswim meがゲ…
  6. 【渋谷から八ヶ岳に移住】はじめまして!おいちゃんです。 【渋谷から八ヶ岳に移住】はじめまして!おいちゃんです。
  7. P1010292 ゲストハウスカナメスタッフちゃけ、引っ越し作業中。
  8. 信濃大町駅前ハウスプロジェクト、始動 信濃大町駅前ハウス(仮)とLODEC Japan

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (2)

    • 川田 諭
    • 2015年 7月 07日

    たくさんの人に愛され、濃い一生だったと思います。アインも辰巳君に出会って人生が変わった1人だね。

    • よし
    • 2015年 7月 07日

    FBで拝見させていただいてました。
    もう、お別れしたのですが私もコーギーが好きで我が家にいたんです。
    アインの写真がかわいく、いつか会いに行ってみたいと。。。

    自慢の愛犬ですよね。

Pick UP

th_縁側で朝食を⑤ 【ニノさん】で縁側フェチ子の縁側ちゃんが梢乃雪の縁側を紹介してくれました!

2016年4月24日に放送となった日本テレビ系列【ニノさん】において、<縁側フェチ子>として縁側の魅…

201603261153 塩尻ワインロゲイニングに参加! 今年の秋には大町でも・・・

先日、大町市からクルマで1時間半ほど南にある塩尻市で開催された塩尻ワインロゲイニングに参加してきまし…

kurobedam
  1. 長野美容室オレンジペコ_外観横昼加工
  2. 11020953_817202418369641_1995977919_n
  3. DSC01454_R
  4. ALPS BOOK CAMPを主催している松本市のブックカフェ【栞日-sioribi-】さんに行ってきました。
  5. DSC_0098
  6. th_2016年今年も前のめりに
  7. 懐かしい未来へ~100年の歴史ある映画館を残したい話~
  8. NCM_0027
PAGE TOP